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ブログ著作権規約を全チェック

2004-11-17

絵文録ことのは
http://kotonoha.main.jp/2004/11/14copyright.html

パソコン通信の時代に大手商用BBSの一部の板がこれをやって物議を醸した歴史は繰り返します。アサヒ・ネットは掲示板の書き込みを出版したけれども、書き手には500円のテレカを配ったので物議にはならなかった。このあたりの歴史を知っているサイトは、無謀かつオーバー・プロテクションの、しかもできの悪い規約では人気が離散するリスクがあることを計算している。はてなとか、ナイーブだよなあ。勇気あります。っていうか、素人は怖い。

キーワード広告かますのがねらいだという説もあり、そうなんですけど、キーワード解析するのに全面的な著作権・著作者人格権不行使の合意までは不要だろう。livedoor の言い訳は、要するに「半ケツ見せてくれるだけでいいんだけど、いちいちパンツめくってくれというのもめんどくさいから、最初からスッポンポンにしちゃおう」ということだ。いくら酒池肉林の会社でも、それはないだろ。

バカ規約で客が減ったらどうしてくれるんだ、という株主様の声も聞こえてきそうだ。ただでさえ株価公募割れなのに。

ブログの設置は全然高度な技術ではないし、いざとなれば chalow がある。(あるんですよ、みなさん!)ブログをタダにするから著作権よこせというのでは、いくらユーザーがバカでも納得しない。書けば内容がどんなにくだらなくても、いや、中にはすばらしいのもあるのかもしれませんけど、たいていのものには著作権が発生しちゃうのだから、ここで客にケンカを売るのは得策ではありえない。

「じゃ、あんたのしょうもないブログにいくらの値がつくのよ?」と逆ギレしてみても、到底ユーザーの怒りはおさまるまい。いや、値がつかないだけに怒りが増すだろう。

朝三暮四ではあるが、ホリエモンの着メッセージ無料とか、エサでごまかしてみる手はどうだろう?「同意」をクリックしていただけば、先着100名様に小倉優子がしゃべる万歩計が当たる!とかでもいいだろう。少なくとも私ならOKだ。いや、お金払ってもいいくらいである。何でも書きます。著作権いりません。といってくれるかも知れないのに、わざわざ「無償で」というから嫌われるのだ。得意技の札束でほっぺた攻撃に出ればよかったのだ。 ていうか出て下さい。ほっぺた差し出してお待ちします。

幸いにも、この条項は消費者契約法§10の「不当条項」だから無効だということには、大方のユーザー様は、まだお気づきでないのがせめてもの救いである。

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