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編集工学

2004-07-19

松岡正剛という人の「知の編集工学」[[ASIN:4022613254]]を読んでいる。編集者としては達者な人で、効果的に配置されたエピソードはどれも興味深く読める。それ以外の部分は、ロジックがあやふやでよく分からない。

「生命」があってはじめて「情報」がある、といったかと思うと2頁先には「情報」があってはじめて「生命」がある、と続く。さらに読み進むと矛盾してこそOKみたいなことが書いてある。なるほど巧みな編集だ。でも理解はできない。京都駅の建物のようなものか。大企業から高額プロジェクトを受注するノウハウ本として深読みすると、得るもの大かもしれない。

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