ChangeLog 最新ページ

俳句 - WinChalow

2005-03-03 Thu

またも雪


雪をまつ犬に言葉のわかりをり(岸田衿子)
という句が文藝春秋という雑誌の古本を開けてみたらのっていた。

犬も猫も齢10歳を超える頃には、人語を解するようになるらしい。
チョムスキーは犬を理解できないが犬はチョムスキーを理解できる(zuihu)

大幅字あまり自由俳句である。(犬って季語なのか?)
(2005-03-03 11:45:59)

2005-02-23 Wed

春一番


春一番写楽の顔で吹かれをり(日下部宵三)

ま、風が強いわけです。そこで一句。

春一番逃れし鬼の目は泪(zuihu)

花粉まみれの春一番にはかなわない。節分に追われた鬼であろうか、鬼ごっこに興じる子供の鬼であろうか。この季節は泪目の人が多い。
(2005-02-23 15:25:02)

2005-02-21 Mon

春の季語



眼にあてて海が透くなり桜貝 (松本たかし)

貝系は春の季語だ。これをお手本に俳句を詠んでみた。

鼻につめ潮の香りや桜貝(zuihu)

花粉症の季節である。季節感がよく出ているものの、飛躍がいまひとつだ。桜貝を鼻につめるというのもバカみたいだ。ちなみに花粉症には効きません <桜貝。

味噌汁の具にはなるまじ桜貝(zuihu)

桜貝の貝殻というのは見たことがあるが、身の詰まった桜貝というのは見たことがない。うまいのか?桜貝。味噌で煮てしまうと、せっかくの桜色が白茶けてしまってうまくなさそうな気もする。そんな作者のするどい眼差しを表現した句である。
(2005-02-21 11:46:47)