/ / WinChalow

春の季語[俳句]

2005-02-21


眼にあてて海が透くなり桜貝 (松本たかし)

貝系は春の季語だ。これをお手本に俳句を詠んでみた。

鼻につめ潮の香りや桜貝(zuihu)

花粉症の季節である。季節感がよく出ているものの、飛躍がいまひとつだ。桜貝を鼻につめるというのもバカみたいだ。ちなみに花粉症には効きません <桜貝。

味噌汁の具にはなるまじ桜貝(zuihu)

桜貝の貝殻というのは見たことがあるが、身の詰まった桜貝というのは見たことがない。うまいのか?桜貝。味噌で煮てしまうと、せっかくの桜色が白茶けてしまってうまくなさそうな気もする。そんな作者のするどい眼差しを表現した句である。
(2005-02-21 11:46:47)

permlink