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鮨ネタ - WinChalow

2004-11-10 Wed

すしパックン


鮨を食べるための介助器具だろうか。横倒し法が採用されている。そのため、軍艦巻きの場合にウニやイクラがこぼれてしまうという構造的欠陥を免れない。対策として、ガリに醤油をつけて、それをネタに塗るという弥縫策が推奨されている。
http://www.yamato-sys.com/eigyou/bss_05_01.html
山出しの小娘じゃあるまいし、そんな食い方してうまいのだろうか?

鮨食いロボットの部品には使えるかも知れない。しかし、残念ながらこれでは正しい食文化の伝承ができない。いずれにしても、マウス法[2004-11-09]の普及が急務であると感じた。

2004-11-09 Tue

にぎり鮨の正しい食し方(マウス法) ●実践編


[2004-11-08]で言いたい放題いったあげくに、正しい食し方を書き忘れた。撮影しようと思って早速鮨をとったのだが、デジカメがまだみつからないので、食べながら(失礼)日本語で説明してみます。

アルゴリズムは大要下記の通りとなります。マウスを握るときの感じに近いので、マウス法と命名しました。

1 鮨の向う側を親指・人差し指・中指の三本で上からにぎる。ちょうとマウスを握るときのような感じであるが、鮨の腹を親指と中指でつまみ、上から人差し指をネタの向こう端にかける感じである。

2 親指と中指をピボットにして人差し指でかるく鮨を手前側にひっくり返す。横倒しではなく、縦ロールが肝である。

3 ひっくりかえったネタの下端を醤油につける。

4 そのままひっくりかえったままの状態で口に放り込む。

以上である。目から鱗が落ちるとはこのことであろう。

鮨をにぎるロボットはあるが、鮨を正しく食べるロボットというのはまだないはずだ。「正しく鮨を食べるロボット」は、21世紀の大発明になるかも知れない。

2004-11-08 Mon

にぎり鮨の正しい食し方 


正しい江戸前鮨の食べ方ができない日本人の割合は、おそらく100%に限りなく近い。テレビ番組に出てくる芸能人の食べ方は、すべて間違いだ。こうなると、何が正しいかもあやふやになりがちであるが、れっきとした正しい鮨の食べ方というものは存在する。

という私も正しい食べ方を知ったのはつい数年前であった。教わってしまえば、実に合理的な方法だが、なかなか独力では思いつかないものでもある。(デジカメがどっかいっちゃったので、図解はのちほど)

英語の解説には、それ自体は正しいといえる食べ方が書かれてあったが、肝心の指使いの説明がない。文化の伝承というのはむずかしいものである。
" Bring the sushi to the mouth in the way the fish is at the bottom. Let your tongue enjoy the fish before rice. "
http://www.epinions.com/content_1095999620

哀しいかな、日本のサイトには間違った指使いが書かれていた。
http://www11.ocn.ne.jp/~susnrtya/zatugaku/tabekata.htm
http://www3.digisbs.com/tvukan/seikatsu/seikatsu040316.html

「横に倒す」のは正しい作法ではない。江戸時代の鮨は、大きなつぼに醤油が入っていて、そこに直接ネタをつけて食べていたのだから、こういう持ち方だとネタがツボにおっこっちまってあぶねえじゃねえか。現代の鮨店であっても、これだと持ちにくいから、鮨ごと醤油皿におっことして醤油がはねたりシャリに醤油がしみたりするリスク・ファクターが大きすぎる。

正しい作法には、合理性の裏付けがあるのだ。